高尾山〜火渡り祭

■2017-03-12 

・今日は高尾山で「火渡り祭」の日。出かけてみようと11時過ぎに出発。
聖蹟桜ヶ丘駅に出てホームで高尾山口行きの電車を待つ間
Show-windowの春のディスプレイが変わっていたのでパチリ。


・高尾山口駅について、「高尾まんじゅう」の和菓子店の前を通り
「火渡り祭」の会場である「自動車祈祷殿広場」に向かう。


・広場の一画には屋台が並び、奥には赤い消防車も見える。
広場の中央の檜で覆われた大きな「護摩壇」を囲むように
パイプとロープで仕切られた観覧場所には、既に人垣が出来ている。

高尾山〜火渡り祭にて


向かい側の丘の前辺りには、まだ空いている場所が見えるので
人の流れについて行き坂を登ると、「最後尾」の札が見える先に
一般参加で火渡りをする人の長い列が折れ曲がって続いている。
人の列を抜け、ロープが張られた最前列の隙間に込むことができた。

・護摩壇の前に2つの大きな「釜」が2基据えられ、
半纏姿の人が、薪をくべて釜一杯の湯を沸かしている。
神事で使うのであろう「斧」と「刀」が置かれているのが見える。


・腕時計を見ると12時半を過ぎたところ・・・祭りの開始は13時。
動くと場所の確保が出来なくなるので、じっと待つしかない。
隣りの男性は、小さな組み立て椅子に座っている。
寒さ対策は一応してきたが、立ったままで待つのは・・・ちょっと長い。
スマホでradikoを起動してラジオを聴きながら待つことにした。

・やがて、法螺貝の音と共に幟旗を先頭に行列が来るのが見え隠れし
祭会場入口に勢ぞろいして、山伏がずらりと並ぶ中で祭りが始まった。

高尾山〜火渡り祭にて

・作法に則り、火道場の開門(阿字門)。
山伏が先達として、大導師から順に本座へと案内して
「護摩壇」の正面の席に着くと、神事が始まった。


・ふと、見ると僧侶もカメラを構えている・・・パチリ。

高尾山〜火渡り祭にて

・一人の山伏が火打ち石を打ちながら道場内を1周。
行者の不浄を象徴的に「焼く」という「火切加持」というそうだ。


・続いて「床堅」という行儀が行われているが、
目の前に立ち並ぶ山伏で見えない・・・2人の山伏の間からパチリ。

高尾山〜火渡り祭にて-床堅

・ずらりと並ぶ山伏にシャッターを切ってみる。


・目の前に立っていた恰幅の良い山伏が
「斧」を取り、護摩壇の前に進み出て、柴燈護摩の
檀木の木を切り出す作法の「神斧」の神事が行われた。


・さらに、道場内の魔、自心の魔を断ち切る作法とされる「寶剣」。
矢を射って、四方の外魔を道場内に入り込ませない作法とされる「寶弓」。
と神事が続くのを山伏の間からシャッターを切る。


・続いて、信徒の方々の願い事を本尊に述べるという
願い文を読み上げる「願文」が長々と行われた。

高尾山〜火渡り祭にて-願文

・正面の祭壇から松明に火を移し、中央の檜の護摩壇に点火。
白い煙が上がり始め、大きな声で般若心経が唱えられる中を
梵天札が刺さった御輿を担いだ山伏や、信徒が炎のまわりを巡る。
(梵天札は火伏の御札とされ、祭当日限りの授与だそうだ)
やがて煙が落ちつくと、火の勢いがだんだんと強くなってきた。


・間もなく猛々しい炎が舞い上がり、
山伏が水桶の水を手桶で汲んで、燃え上がる火に向かって掛けるが
さらに炎が高く上がり、山伏も退避するほどの勢いとなった。
警察や警備員がロープを引いて、2〜3歩後退するよう促す。
熱気が伝わって来くる中で、何枚もシャッターを切ってみた。


・やがて、山伏により手桶で水をかけたり、
細長い熊手のようなものを使っての作業が続き、炎の勢いが治まると


・「撫で木」と呼ばれる願い事が記された沢山の護摩木が
山伏によって火中に投げ込まれ「お焚きあげ」と言われる
高尾山の本尊・飯縄大権現へ感謝する大護摩供が始まった。


・炎の勢いが収まってくると、再び細長い熊手のような棒を使い
火渡りのための道を作る「地ならし」が行われてゆく。


・続いて、大釜で沸かしていた熱湯を草でヴァッサーと体にかけ
身心を清める作法の「湯加持」と呼ばれる儀式が目の前で行われた。


・大導師が本座を立ち、本尊・飯縄大権現の前へ移動を始め
居並ぶ山伏が次々と「足袋」を脱ぎ始めた。
いよいよ火渡り「火生三昧」だ。
まず先頭をきって高齢の僧侶が、渡り口に山盛りにされた
塩を踏んだ後、塩をまき清めながら火の上を歩いて
魔を払う「清浄払い」の儀式から始まった。


・続いて、清められた火の上を次々と山伏が渡って行く。
そのあと、信徒の方々が続々と渡ってを行く。
渡っている道の部分は、燠火はなく熱い地面だろうと思うが
周囲は、まだ炎が上がっているので、
遠目には、まさに炭火の上を歩いている様に見える。


・そして、一般の方々の火渡りに移って行く。
小さな子供を連れた人も、足早に渡って行く。
火渡りの間中は、居並ぶ山伏から絶え間なく、
大声で薬師如来真言を唱える声が続いている。


・引き上げようと、振り向くと、
火渡りの順番を待つ人の列が延々と続いている。
帰る人と順番を待つ人で混雑する坂道を、やっと抜けて
広場入口まで戻ると、ちょっとチープな天狗のマスコットがいた。
燃え盛る炎の周りを巡った梵天札が、火伏の御札として
一体¥500で授与され、多くの人が買い求めている。
自動車祈祷殿の「金色の天狗」を撮って、高尾山口駅に向かう。


・京王線に乗って、帽子を脱いでみると
黒い帽子に灰色の燃えカスが幾つも付着していた。
帰宅したら、カメラも綺麗にしなくては・・・・
空腹を覚え、昼飯を食ってないことに気づいた。


・本日、撒かれた「散華」(金色2枚と緑色1枚)のをGetしました。
2枚は拾えなくて、がっかりの子供ずれの親子に・・・(笑顔が可愛かった)

高尾山〜火渡り祭にてgetした散華


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